2023年7月31日月曜日

上を向いて歩こう

こんにちは。高等学校工業科主任の者です。最近、注目されている研究を共有したいと思います。

多くの方が通勤や通学中、休憩時間などにスマホを使用しています。その使用方法によっては健康への影響が心配されることが増えてきました。具体的には、スマホを見る際に首が前かがみになることで、背骨に最大約27キロの圧力がかかると言われています。これは長時間のスマホ利用による健康障害や生産性の低下につながる可能性があるとされています。

しかし、気になるのはスマホの使用だけではありません。実は、歩く際の姿勢についても興味深い研究結果が出てきています。上を向いて歩くと、人々の幸福度が高まるとのこと。上を向いて歩くことで、自分自身の心の持ちようや視野が変わり、前向きな気持ちになれるのかもしれません。

職場での仕事の行き詰まりや人間関係のトラブル、キャリアの進展に悩んでいる方々へのアドバイスとして、時折、スマホから目を離して、上を向きながら歩いてみることをおすすめします。その一瞬の変化が、新しい視点や気づきをもたらしてくれるかもしれません。

坂本 九 さんの「上を向いて歩こう」の歌詞が思い出されます。我が電気科の三年生は夏休み明けには就職・進学、将来に向けて、大きな一歩を踏み出します。「上を向いて」歩んでほしいと願います。

2023年7月30日日曜日

危機管理マニュアルの実効性と研修の質について

 常日頃から私たちのブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

今日はいつも以上にまじめなお話をさせてください。

学校という閉じられた空間において、安全性は私たちの最優先課題として位置づけられています。文科省の最近の調査結果を踏まえ、危機管理マニュアルの存在意義、そしてその実効性について、さらに深く掘り下げてお話したいと思います。

先の調査では、危機管理マニュアルを未作成の学校が1.3%、不審者侵入の対策を持つ学校が95.9%、3段階のチェック体制を採用している学校が59.6%であることが明らかとなりました。これらの数字からも、マニュアルの存在自体が重要であることは言うまでもありません。

しかし、マニュアルの存在だけでは十分ではありません。その「マニュアル」が現場で正しく機能し、関係者全員が適切に行動を起こせる状態を作ることが求められます。そのために必要なのが、質の高い研修です。ただし、単なる研修では不十分で、その研修が当事者の心に響くもの、意識を持って取り組める内容である必要があります。

私たちの学校も、この点を非常に重視しており、研修の内容を充実させるための取り組みを強化しております。一つのマニュアルや研修だけでは完璧な安全は確保できませんが、それを基盤とし、関係者一人ひとりの意識の変革を促すことで、真の安全を追求していきたいと考えています。

最後に、安全のための取り組みは日々進化し続けるもの。私たちは常に最新の情報を取り入れ、工業高校としての教育の質と安全性を向上させてまいります。

2023年7月29日土曜日

新しい学びの扉を開く!〜興味関心を引き出すスキル習得の挑戦〜

私が高校教員として教壇に立つ中で、日々感じることは、生徒たちに知識を伝えるだけでなく、彼らの興味や関心を引き出すことの大切さです。そのため、私は常に興味関心を喚起するスキルを学び、それを授業に活かす方法を模索しています。

最近、YouTubeで特定の方のチャンネルにハマっていることは以前もこのブログで触れたかと思います。彼女の視点や言葉のチョイス、そして独自の分析にいつも引き込まれてしまいます。その中で、なんと彼女が新しい本を出版するという情報をキャッチし、私は教員としての成長のためにもポチりました。

彼女のYouTubeコンテンツは、視聴者の興味関心を引き出すテクニックが溢れています。そのスキルを学び、私の授業にも取り入れることができれば、生徒たちの学びが更に豊かになることでしょう。

教育の現場では、単に教科書の内容を伝えるだけでは不十分です。今の時代、情報はインターネットを通じて手軽に手に入る時代。教員として大切なのは、その情報にどのように興味を持ち、深く考えるかを生徒たちに伝えることです。この彼女の新しい本から、そのヒントや方法を学ぶことができると期待しています。

私がこの本を手にすることで得られる知識やスキルを、今後の授業で実践していくことを楽しみにしています。そして、生徒たちが新しい知識や技術に興味を持ち、自ら学びの主体となる姿を見ることができれば、これほど嬉しいことはありません。

最後に、私の新しい学びの挑戦に、このブログを通じて皆さんも参加してくださることを願っています。興味関心を引き出すスキルを習得し、一緒に教育の現場を更に魅力的なものにしていければと願います。

2023年7月28日金曜日

ドラマのような飽きさせない授業

 最近、ドラマのように眠気を吹き飛ばさせるような授業をするには、どうしたらいいのかということを考えます。私自身、学生時代に真に面白いと感じた授業が思い出せないのです。多くの授業は一方的な情報の伝達が主で、驚きや探求の喜びは少なかったように思います。しかし、今、私たちの学校では一つの変革を進めています。それはBYAD端末による授業の進化です。

本校が他校と一線を画するのは、生徒自身が自分のものとして所有しているiPadの活用です。このiPadは単なる端末ではありません。それは学習のツールとして、また、自分の学びをデザインする手段として生徒たちの手に渡されています。

このiPadを通じて、ドラマのような授業を目指す方法の一つとして、実際の現場や最新のニュースをリアルタイムで取り入れ、授業をリッチにすることが可能です。さらに、生徒たち自身が関心を持つトピックを探求し、発表や共有することで、授業が単なる受け身の学びから、主体的な学びへと変わっていきます。

さらに、教師と生徒のコミュニケーションもiPadを通じてより円滑に。生徒たちが疑問や興味を持った時、即座に質問やリサーチができる環境が整っています。このようなデジタルツールの活用によって、私たちの授業はよりダイナミックで、生徒の参加意識を高めるものへと変わってきています。

私が学生時代に欠けていたと感じる「面白さ」を、このiPadを活用することで再現し、さらにそれを超える授業を目指しています。私たち教育者は、時代と共に進化し続ける学びの方法を追求し、生徒たちに最高の学習体験を提供する責任があると感じています。

2023年7月27日木曜日

遊覧船、電動化への新しい一歩

皆さん、こんにちは。工業高校の主任として日々の生活の中で、工業技術の進歩や環境への配慮の動向に常に注目しています。今日は、そんな中で注目すべき情報を皆さんと共有したいと思います。

松江市の観光名所として多くの方に親しまれている堀川遊覧船が、新たな時代の幕を開けようとしています。船の動力を電気に変える「電動化」を目指しての実証実験が、来月から開始されるというニュースをご存知でしょうか?

この取り組みの背景には、大手自動車メーカー・ホンダが開発中の「電動推進機」が関わっています。これは、従来のガソリンエンジンの代わりに電気で動くモーターのことを指します。この技術を用いて、堀川遊覧船の電動化を進めるため、ホンダと松江市が手を組んだのです。

実際に試乗したアナウンサーによると、電動推進機は振動や音がなく、しかも排気ガスが出ないため匂いも感じられないとのこと。これは、観光客がより心地よく、自然を感じながらの遊覧を楽しむことができるということを意味しています。

また、松江市は環境負荷の低減にも取り組んでおり、2023年4月には環境省の「脱炭素先行地域」に選ばれました。これにより、2030年までに温室効果ガスの排出を「実質ゼロ」にするための活動が進められる予定です。

私たちも、日常生活や学校教育の中で、環境や持続可能性についての意識を高めていくことが重要だと感じています。技術の進化とともに、私たち一人一人の取り組みが環境改善につながると信じています。

クリーンエネルギーである電気を活用した新しい観光の形が、この地域に新しい風をもたらすことを期待しています。

本校電気科においても、環境に配慮できる、持続可能な社会に貢献ができる人材育成を目指し、これからも教育活動を行っていきます。

2023年7月26日水曜日

東京都港区、区立小中学校教職員にテレワークを導入

 最近、教育の現場でも働き方改革の動きが活発化してきています。特に、新型コロナウイルスの影響を受け、多くの企業や機関でテレワークが導入されてきたことを受け、今回、東京都港区が注目を集めています。

具体的には、東京都港区の区立小中学校の全教職員約780人を対象に、在宅勤務型テレワークを本格的に導入するとのこと。このテレワークでは、教職員の自宅を活用し、タブレット端末を使用しての授業準備、教材作成、授業計画の策定、オンライン会議、さらには校務資料の作成などが行えるようになります。ただし、個人情報を取り扱う業務は避けることが前提となっております。

このテレワークは1日または半日単位での実施となっており、教育現場におけるワークライフバランスの向上を図る取り組みとして位置づけられています。港区は、このような取り組みを通じて、教職員の働き方改革を進めており、生活と仕事の両立をより実現しやすくすることを目指しています。

我々工業高校の教職員としても、このような新しい働き方の導入には興味を持っています。生徒との関わりや学校教育の質を維持しつつ、働き方の選択肢を増やしていくことは、今後の教育の現場においても重要なテーマとなるでしょう。

今後も、新しい取り組みや教育に関する情報を皆さまにお伝えしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

2023年7月25日火曜日

はまっているYoutube

 みなさん、今日は全く完全なる私のどうでもいいブログです。

突然ですが、みなさん、「Youtube」って見ますか?

先日、あるYouTuberの紹介を目にしました。そのYouTuberは、ビジネスホテルに泊まることの魅力を伝えるチャンネルを運営しています。彼女の魅力は、ビジネスホテルの大浴場や朝食、そして手頃な宿泊費に注目し、これらの要素を丁寧に紹介している点にあります。

彼女は、独自の視点からビジネスホテルを紹介してきましたが、その道のりは必ずしも順風満帆ではありませんでした。彼女の考えやスタイルが模倣されることに対しての葛藤もあったようです。しかし、その中で彼女は16万人以上の登録者を獲得し、多くの人々からの支持を受けています。

特に注目すべきは、彼女が独身のアラサー女子であることを隠さず、それを卑下することなく、多様な年代の人々に向けて情報を発信している点です。これは、自分の立ち位置を理解し、その上で多くの人々に役立つ情報を提供しようとする姿勢が伝わってきます。

このYouTuberの話をここに書く理由は、彼女の姿勢から私たち教員が学ぶべきポイントがあるからです。それは自分のアイデンティティ(自分らしさ)を理解し、それを自信をもって表現すること、そして自分の経験や視点を他人に共有しようとする姿勢です。

教員として、私たちは生徒たちに知識を教えるだけでなく、自身がどのように考え、どのように行動するかを示す役割も果たしています。彼女のように、自身のアイデンティティを理解し、自信をもって表現することができれば、生徒たちにも自身を理解し、自分の考えを他人と共有する勇気を与えることができるでしょう。

学びは生涯にわたるもので、それは教室だけでなく日常生活の中からも得られます。今回のYouTuberの例は、私たちが学びを得る一つの具体的な例です。このような多角的な視点から学びを得ることは、我々が生徒たちに伝えたい教育の一環でもあります。

2023年7月24日月曜日

教育に対する新しい視点

先日、さいたま市前教育長の細田眞由美氏の記事を読みました。その中で、細田氏が教育の未来を考える上で重視するポイントを共有させていただきます。

細田氏は、教育現場において*1ブレストによるアイデアの出しや*2エバンジェリスト制度の導入など、新しい取り組みや仕組みづくりが非常に重要であると強調しています。これは、単に伝統的な教育方法に固執するのではなく、時代の変化や技術の進歩に合わせて、新しいアプローチや手法を取り入れることの大切さを示しています。

そして、彼女が特に注目するのは、AIやデジタル技術の活用に関する点です。多くの人がAIやデジタル技術を教育現場での効率化や革新の道具として考えがちですが、細田氏は違った視点を持っています。彼女は、これらの技術を活用するには、人間自身が良質なコミュニケーション力を持つことが必要だと説いています。これは、教育者や学生たちが、人と人との関わりを大切にし、相手の意見や考えを尊重する姿勢が求められることを示唆しています。

さらに、彼女は量的な働き方改革だけでなく、質的な働き方改革も求められているとの立場を取っています。これは、単に効率的に仕事を進めるだけでなく、その背後にある価値や意義を見つめ直し、より質の高い教育を提供するための改革が必要であるとの意見です。

私も常々から念頭に置いていることと、細田氏の言葉に非常に共感を覚えました。総合高校としての教育の質と、それを支える仕組みを常に見直し、時代に合わせた教育を提供していく必要があると感じています。これからも、細田氏のような先見の明を持った方々の意見を参考にしながら、より良い教育環境を目指して参ります。


*1 ブレストとは、ブレインストーミング(brainstorming)の略で、複数の参加者が自由にディスカッションを行い、アイデアをどんどん出していくことで、新しい考え方や解決策を出していく手法のことです。従来の会議などとは違って、既存概念や先入観にとらわれずに自由に発言することで、お互いの発想を利用して新たなアイデアを生み出すことができるという考えに基づくものです。ブレストの目的は、より多くのアイデアを出すことで、ブレスト中は参加者の発言に意見したり批判を行ったりしてはいけないとされています。

*2  IT業界では、技術的話題を社内外に分かりやすく説明・布教する使命を持つ「テクニカルエヴァンジェリスト」という職業も存在している。





 

2023年7月23日日曜日

言葉の選び方

 今日は言葉の選び方について思うこと。言葉一つで人とのコミュニケーションの質が変わること、それがどれほど重要かを、実際に工業の現場や学校の日常、部活動等で感じることも多いです。

特にネガティブな言葉の使い方は、相手に与える印象を悪くする可能性が高いです。例えば、「やる気が出ない」という単語を、「まだインスピレーションが湧いていない」や「デスクが散らかっている」を「アートフルな配置になっている」という表現に変えるだけで、全く異なる印象を持たせることができます。視点を変え、言葉を選ぶことで、より建設的なコミュニケーションが生まれることでしょう。ありとあらゆる物事には「表」「裏」の2面が必ずあります。普段のコミュニケーションにおいて、ネガティブなことをポジティブな言い方に置き換えるだけでコミュニケーションに深みや楽しさを演出することができます。

そして、ここで「ChatGPT」というツールを紹介したいと思います。このAI技術を用いれば、さまざまな表現や言葉の選び方を学ぶことができます。「ネガティブな表現」を「(変換したいエッセンス)」に言い換えてください、とプロンプトを投げかけ、何度も反復練習をする中で、より良い言葉の選び方や表現方法をストックしておくことが可能です。学校の課題や、将来の職場でのコミュニケーションに役立てることができるでしょう。

工業高校においては、技術だけでなく、人との関わりを大切にすることも重要です。言葉の選び方に少し気をつけるだけで、より良い人間関係や信頼関係を築く手助けとなります。みなさんも、日常の中での言葉の選び方に気を付け、より良いコミュニケーションを目指してみてはいかがでしょうか。

それでは、良い一日をお過ごしください。

2023年7月22日土曜日

優れた人が「モチベーション」に頼らない理由

 今日は「モチベーション」頼らずパフォーマンスを出す仕組みについて書きます。

日本の働き手のエンゲージメントが低いという問題が話題になる中、実は優秀だとされる社員でも、常にモチベーションを保つのは簡単ではないとされています。モチベーションとは、疲労するもの。私たちは日々、新しい技術や知識を学ぶ中で、その意欲を維持するのは容易なことではないと感じることもあるでしょう。

しかしここで一つ大切なことをお伝えしたいと思います。モチベーションは、自らが継続的に意志力をもって取り組むことで、安定させることができます。いわゆる「ルーティン」にしてしまうことです。私たちが学ぶ技術や知識は、社会で求められるスキルの一部。それを手に入れるための熱意や意欲は、継続的に維持する必要があります。

そこで、高いモチベーションを維持するためのコツをいくつか紹介します。

具体的な目標の設定:大きな目標だけでなく、小さな目標も設定しましょう。それにより、達成感を日常的に感じることができます。

報酬の設定:自らにご褒美を設定することで、努力した自分を褒めてあげましょう。

習慣化:毎日の習慣として学びを取り入れることで、無意識のうちに高いモチベーションを維持できるようになります。

最後に、私たちの学びの場である工業高校は、これからの時代を切り拓く技術者を育てる重要な場所です。皆さん一人一人が、健やかで、継続的に学びを深めることで、明るい未来を築いていくことを確信しています。

夏休みが始まりました。今日も一日、学びの中での小さな成功をお祈りしています。

2023年7月21日金曜日

不登校支援の指針に関する周知問題について

 皆様、こんにちは。工業科主任として、学校教育の日々の動向や最新情報をしっかりとキャッチし、皆様にも共有させていただいております。

最近、総務省が行った調査によると、国が提供している不登校支援の指針について、学校は十分に認識していますが、保護者の方々にはまだ十分に伝わっていないという結果が出ています。私たち学校側が提供する情報と、実際に保護者の方々が受け取る情報にはギャップが存在することが確認されました。

この結果を受けて、総務省は文科省に対して、保護者にも指針をしっかりと周知するように通知しています。不登校の子どもたちやその家族にとって、この指針は大変有意義なものです。保護者の皆様にも、正確で詳細な情報を提供することは、学校としての大切な責務と考えております。

また、調査からは民間施設に関する情報提供もまだ不十分であるという点も指摘されています。子どもたちの支援のためには、学校だけでなく、多様な施設や組織との連携も不可欠です。

さて、私は教員として20年間勤めさせていただいております。私が初任の頃から比較しても、生徒数の減少はもちろんのこと、学校のスタイルも大きく様変わりしようとしています。しかし、私はどんな時代においても、学校(教育)の重要性は普遍的なものだと思います。本校工業科の生徒は8割近くが卒業後就職します。義務養育を受けた僅か3年後に社会に解き放たれます。ということは、高校3年間で社会にでる準備をしなければなりません。今回のテーマを否定するわけではありませんが、社会にでて、他者とコミュニケーションを取りながら自己実現、社会貢献していくためには学校でクラスメートや部活動の仲間、そして我々教職員たちとのコミュニケーションをとおして身につけていくほかないと私は考えます。勉強ができる、テストで点が取れるだけの学校でなく、社会にでるために必要なスキルやリテラシーが学べる学校が中学生やその保護者のみなさまから選ばれると私は確信しています。

このような最新の情報や取り組みについて、今後もブログを通じてお伝えしていく予定です。引き続き、皆様のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

ありがとうございました。

 皆様に重要なお知らせがあります。これまで私が務めてきた本校電気科主任として、教育や最新の工業技術トレンドに関する情報を発信してきたこのブログですが、人事異動に伴い、私は多度津高校への異動となりました。それに伴い、このブログの更新を終了することとなります。 サイトの運営は次の科...