皆様、こんにちは。工業科主任として、学校教育の日々の動向や最新情報をしっかりとキャッチし、皆様にも共有させていただいております。
最近、総務省が行った調査によると、国が提供している不登校支援の指針について、学校は十分に認識していますが、保護者の方々にはまだ十分に伝わっていないという結果が出ています。私たち学校側が提供する情報と、実際に保護者の方々が受け取る情報にはギャップが存在することが確認されました。
この結果を受けて、総務省は文科省に対して、保護者にも指針をしっかりと周知するように通知しています。不登校の子どもたちやその家族にとって、この指針は大変有意義なものです。保護者の皆様にも、正確で詳細な情報を提供することは、学校としての大切な責務と考えております。
また、調査からは民間施設に関する情報提供もまだ不十分であるという点も指摘されています。子どもたちの支援のためには、学校だけでなく、多様な施設や組織との連携も不可欠です。
さて、私は教員として20年間勤めさせていただいております。私が初任の頃から比較しても、生徒数の減少はもちろんのこと、学校のスタイルも大きく様変わりしようとしています。しかし、私はどんな時代においても、学校(教育)の重要性は普遍的なものだと思います。本校工業科の生徒は8割近くが卒業後就職します。義務養育を受けた僅か3年後に社会に解き放たれます。ということは、高校3年間で社会にでる準備をしなければなりません。今回のテーマを否定するわけではありませんが、社会にでて、他者とコミュニケーションを取りながら自己実現、社会貢献していくためには学校でクラスメートや部活動の仲間、そして我々教職員たちとのコミュニケーションをとおして身につけていくほかないと私は考えます。勉強ができる、テストで点が取れるだけの学校でなく、社会にでるために必要なスキルやリテラシーが学べる学校が中学生やその保護者のみなさまから選ばれると私は確信しています。
このような最新の情報や取り組みについて、今後もブログを通じてお伝えしていく予定です。引き続き、皆様のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
0 件のコメント:
コメントを投稿