本校には、機械科、電子科そして電気科があります。
県内の工業高校の入学状況はお世辞にも良いとは言えません。そのため、科長の危機意識は高く、魅力ある科づくりは最重要課題でもあります。
この状況をいかに変えていくか。日々模索し、3科長で科長会議を頻繁に行っています。今日のテーマは、現在、必要とされる答えのない課題に対する探究力を如何に身に付けさせるか、です。
総合学科では、総合的探究の時間に探究活動を行っています。が、工業科では、課題研究で代替され、その授業は3年次のみとなります。これでは、系統的に探究活動はできず、1年(実質9ヶ月)で成果を出さなければなりません。
社会に問を立て、それらを日々の学習(生活)活動を通して、自分なりの解決を目指し学ぶ。これを入学時から実践すべく、各技術部(本来、技術部は資格取得をメインとして活動をする)を拡大し、科の枠を超えた活動グループとしての探究活動を、外部の協力を得ながら進めていく。これが、本当の課題研究となるのではないか、という話し合いをしました。
現在、一部の工業科1年生ではありますが試験的に外部と連携し、探究活動を行っています。今後、このつながりを発展し、生徒たちが卒業後、社会に貢献できる工業科人材となることを目指し、生きた学びが提供できるようトライ&エラーを繰り返し、工業ならば総合高校の工業科を選んでいただけるような活動をしていきます。