2023年7月27日木曜日

遊覧船、電動化への新しい一歩

皆さん、こんにちは。工業高校の主任として日々の生活の中で、工業技術の進歩や環境への配慮の動向に常に注目しています。今日は、そんな中で注目すべき情報を皆さんと共有したいと思います。

松江市の観光名所として多くの方に親しまれている堀川遊覧船が、新たな時代の幕を開けようとしています。船の動力を電気に変える「電動化」を目指しての実証実験が、来月から開始されるというニュースをご存知でしょうか?

この取り組みの背景には、大手自動車メーカー・ホンダが開発中の「電動推進機」が関わっています。これは、従来のガソリンエンジンの代わりに電気で動くモーターのことを指します。この技術を用いて、堀川遊覧船の電動化を進めるため、ホンダと松江市が手を組んだのです。

実際に試乗したアナウンサーによると、電動推進機は振動や音がなく、しかも排気ガスが出ないため匂いも感じられないとのこと。これは、観光客がより心地よく、自然を感じながらの遊覧を楽しむことができるということを意味しています。

また、松江市は環境負荷の低減にも取り組んでおり、2023年4月には環境省の「脱炭素先行地域」に選ばれました。これにより、2030年までに温室効果ガスの排出を「実質ゼロ」にするための活動が進められる予定です。

私たちも、日常生活や学校教育の中で、環境や持続可能性についての意識を高めていくことが重要だと感じています。技術の進化とともに、私たち一人一人の取り組みが環境改善につながると信じています。

クリーンエネルギーである電気を活用した新しい観光の形が、この地域に新しい風をもたらすことを期待しています。

本校電気科においても、環境に配慮できる、持続可能な社会に貢献ができる人材育成を目指し、これからも教育活動を行っていきます。

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