2023年6月30日金曜日

工業高校教育とICTの活用:学習環境の革新に向けて

 


皆様、こんにちは。今日は、先日公開された国立教育政策研究所の報告書について触れたいと思います。これはICTを活用した学習形態の多様化に向けた学校施設の空間づくりに関するもので、工業高校教育にも多くの示唆を含んでいます。

報告書では、まず学習スペースを確保するために、教室外にロッカーや掃除用具入れを設置するという具体的なアイデアが提案されています。このような工夫を取り入れることで、実習やグループ作業などに使えるスペースを増やすことができると思います。

また、教室の壁面にホワイトボードを設置し、学習に活用するというアイデアも提唱されています。私たち工業科の学生たちは、タブレットを活用して設計図を描いたり、アイデアを共有したりすることがよくあります。しかし、この提案を導入すれば、学生たちの学習体験はさらに豊かになるでしょう。

さらに興味深いのは、報告書が学校空間を考える際のキーワードとして「コモン/シェア(専有しない)」「シームレス(連続性)」「リダンダンシー(冗長性)」などの6つの言葉を掲げていることです。これらの視点から、工業科の教育環境も再考する必要があるかもしれません。

例えば、「コモン/シェア」を意識することで、一部の特定の学生だけが使う場所ではなく、全ての学生が自由に利用できる空間を創出できるかもしれません。「シームレス」を意識すると、理論と実践が一体となった連続した学習の流れを形成することが可能になります。そして、「リダンダンシー」を考えることで、教育のバックアップ体制を整え、一部の設備が利用できなくなっても学習が続けられる環境を構築できるでしょう。

これからの高校教育においては、ICTの活用と学習環境の革新が不可欠となっています。私たち教員も、報告書の提言を深く理解し、生徒の学習環境を最大限に活用するよう努めてまいります。

これからも、教育環境改革についての新たな情報や見解を共有していきますので、どうぞお楽しみに。それでは、次回のブログ記事でお会いしましょう。

2023年6月29日木曜日

「高校生のワークライフバランスと将来の目標―教員の役割と変革の必要性」


 最近の調査結果によれば、日本の高校生はワークライフバランスを重視する傾向が10年前と比べて上昇しています。さらに、他の国々である米国、中国、韓国の高校生と比較しても、日本の高校生のワークライフバランスへの関心は高いということがわかりました。

一方で、職業選択時には「収入」を重視する傾向が見られました。しかし、興味深いことに、将来の目標や将来のイメージとの結び付きは薄いという結果も出ました。これに関して、調査に携わった専門家は、高校生のワークライフバランスへの敏感さを指摘し、日本の高校生が将来の目標を持ちづらいことが、収入を重視する要因になっている可能性があると分析しました。

この調査結果は、現代社会における高校生の心理や価値観の変化を反映しています。ワークライフバランスは、働き方や生活の充実度を考える上で重要な要素であり、若者たちが自分自身の時間と仕事・学業を調和させることに関心を持っていることがうかがえます。

一方で、将来の目標やイメージが明確でないことは、将来の選択に迷いや不安を抱く要因となる可能性があります。教育の現場では、この点にも目を向け、高校生が自分の興味や価値観に基づいて将来の目標を見つけられるような支援を行うことが重要です。

将来の選択において、収入だけでなく自己の成長ややりがいを重視することも大切です。高校生の皆さんには、自分自身と向き合いながら、将来のビジョンを描くことをおすすめします。将来の目標を持つことで、ワークライフバランスを実現し、より充実した人生を歩むことができるでしょう。

今後も高等学校教育の場では、生徒たちが自己成長とワークライフバランスを両立させるためのサポートを提供し続けることが求められます。教員も、生徒一人ひとりの個性や目標に寄り添いながら、将来への道を共に考え、歩んでいくことが大切です。

将来の選択において収入だけでなく、自己の成長ややりがいを重視することも大切です。高校生の皆さんには、自分自身と向き合いながら、将来のビジョンを描くことをおすすめします。将来の目標を持つことで、ワークライフバランスを実現し、より充実した人生を歩むことができるでしょう。

今後も高等学校教育の場では、生徒たちが自己成長とワークライフバランスを両立させるためのサポートを提供し続けることが求められます。教員も、生徒一人ひとりの個性や目標に寄り添いながら、将来への道を共に考え、歩んでいくことが大切です。

このような変化が進む中で、教員自身も常に進化し続けることが重要です。学校は単なる知識の提供だけではなく、生徒の成長をサポートし、将来の社会で活躍できる力を育成する場でもあります。教員は、生徒とのコミュニケーションを通じて、彼らの関心や目標に寄り添いながら、適切なサポートを提供することが求められます。

さらに、教員自身も常に学び続け、情報や知識をアップデートすることが必要です。現代社会は急速に変化しており、新たな職業や技術が次々と現れています。教員は、自らが学び続けることで、生徒たちに最新の情報やスキルを提供することができます。

日本の高校生が将来の目標を持ちづらい要因になっている収入重視の傾向に歯止めをかけるためにも、教員は自己の成長に注力し、生徒たちの多様なニーズに応えるための手段を模索していくべきです。

将来の社会で活躍できる人材を育成するためには、高等学校の教育が変革を遂げる必要があります。教員はティーチャーからコーチャーへの転換を図り、生徒たちの自己成長を促す存在となるべく努力しましょう。

最後に、高等学校工業科の教員として、生徒たちの未来を担う重要な役割を果たしていることを改めて自覚しました。生徒たちが自己の成長とワークライフバランスを実現するためのサポートを提供することで、彼らの可能性を最大限に引き出すことができるのです。

これからも工業科の教育の充実に向けて、知識の提供だけでなく、生徒たちの成長をサポートすることに力を注いでいきます。そうすることで、工業科の存在価値を高め、生徒たちが自己の将来に向けて輝ける道を見つけることができるようになるはずです。

ChatGPTの活用による教育現場の進化


皆さん、こんにちは。工業科電気科主任の黒川です。今回は、教育現場において注目されているテクノロジー、ChatGPTについてお話ししたいと思います。

近年、ChatGPTは教育の現場において大きな注目を集めています。なぜなら、ChatGPTは学習プロセスを支援する側面や教員の業務負担を軽減する側面を持っているからです。その利点を探ってみましょう。

まず一つ目は、教育プロセスの支援です。ChatGPTは選択式問題を作成するだけでなく、自由記述やレポートの添削もサポートすることができます。これにより、生徒たちへの問題提供がストレスなく試みることができます。また、ChatGPTは即座にフィードバックを提供することができるため、生徒たちは自身の誤りや改善点を素早く気付くことができます。これによって、より効果的な学習が促進されるのです。

次に、教員の業務負担の軽減です。教員は日々多くの課題に直面し、時間の制約の中で生徒一人一人に対応することが求められます。そこでChatGPTが登場することで、教員は自動的な回答やフィードバックの生成をサポートしてもらうことができます。例えば、選択式問題の採点や自由記述の評価など、煩雑な作業をChatGPTに任せることで、教員はより多くの時間を生徒とのコミュニケーションや個別指導に充てることができるのです。これによって、教育の質の向上につながることでしょう。

また、ChatGPTの活用は筆記問題の評価方法にも大きなインパクトを与えています。従来の評価方法では主観的な要素が含まれることがありましたが、ChatGPTの登場により客観的かつ一貫性のある評価が可能になりました。その結果、生徒たちはより公平な評価を受けることができ、自身の成長を正確に把握することができます。

教育現場においてChatGPTの活用は、学習プロセスの支援や教員の業務負担の軽減、評価方法の改善など、様々な側面で利点をもたらしています。ただし、AIが提供する情報には限界や不正確さもあるため、適切な使い方と組み合わせが必要です。教員自身もChatGPTを駆使し、生徒との寄り添った教育を実践することが重要です。

教育の世界も、テクノロジーの力によって変革の波を迎えています。私たち教員は、時代の要請に応え、常に進化し続けることで、より良い学びの場を提供していく使命を持っています。ChatGPTを活用し、より充実した教育現場を築き上げていきましょう。

以上、工業科電気科主任の黒川でした。

2023年6月28日水曜日

工業高校教育とAIの融合 - 文部科学省の新ガイドライン案とその意義

 こんにちは、皆様。本日は文部科学省が公表した、生成AIの利用に関する新たなガイドライン案について、私の視点からお話しします。工業高校の教育現場でAIをどのように利用するべきかについて、興味を持つ皆様と一緒に考えてみたいと思います。


文部科学省の新たなガイドライン案は、生成AIの教育活動への利用について、その目的達成が効果的か否かで適否を判断することが重要であると述べています。つまり、AIを利用するという手段そのものが教育の中心ではなく、AIが学習結果を向上させる具体的な手段となるかどうかが重要なのです。まずは限定的な利用から始め、その成果や課題を検証しながら、引き続き議論を深めていくことが求められています。


そして特筆すべきは、夏休みの課題についての留意点も含まれていることです。我々教員は、どのようにAIを活用しながら、生徒たちの自主性や思考力を伸ばしていくかという点を常に念頭に置くべきです。


自民党文部科学部会では、生成AIの基本を教えた上で積極的に活用すべきだという意見と、より慎重な利用が求められるとの意見が交わされました。このことからも、教育現場でのAI利用については、まだまだ見解が分かれている状況がうかがえます。


文部科学省は今後、再調整を行った上で、来週をめどに公表する予定です。私たち教員も、この新たなガイドラインを見据えて、どのようにAIを教育現場に活かすことができるか、自問自答し続ける必要があります。


私自身もこのブログを通じて、工業高校教育におけるAIの利用について皆様と一緒に考えていきたいと思います。それにより、我々教員が生徒たちの学びをサポートし、一緒に成長していく道筋が見えてくることでしょう。


教育の形は変わり続けています。しかし、その中心にはいつも生徒がいます。生徒たちが自らの力で情報を得、それを自分なりに解釈し、社会と自身をつなげていく。そのための手段として、AIを上手く活用できる教員でありたいと思います。


来週のガイドラインの公表を心待ちにしています。それでは、次回のブログでお会いしましょう。今後ともよろしくお願いいたします。

「でも」から始める会話はやめよう

 このタイトル本の要約より

「でも」から始める会話はやめよう。否定しないマインドをつくるためには、事実だからといって何を言ってもいいわけではなく、言われた相手がどう受け取るかを想像することが重要。また、自分は正しいという思考をしないこと、過剰な期待をしないことも大切。否定しないためには、言葉を返す前にブレーキを踏むことが必要であり、相手が話し終わるまで黙ったままでいることがポイント。また、相手の言葉をそのままナレーションすることが有効であり、セルフコーチングの習慣をつけることもおすすめ。

一昔前に、「メタ認知能力」の重要性について誰かと話した記憶が思い返される。正論をかざしても、相手に伝わらなければ(相手が行動できるように伝える)自己満足なだけである。私は岸見一郎先生の名著、「嫌われる勇気」の大ファンである。続編の「幸せになる勇気」も、である。そこでも、対人関係、マインドセットの重要性を学んだ。しかし、わたしも人間。いまだに、「あのとき、こう言う(伝える)べきだった」と反省することが多い。発した言葉はときに凶器にもなる。逆に、言葉が勇気づけにもつながる。ICT化が進んでいくが、人と人との関わりがますます重要になってくると考える。言葉というツールをうまく使えるよう、これからも学び続けていきたい。

2023年6月27日火曜日

寄り添う

 昨日、「ChatGPTに「思いやり」を教わるドクターたち」という記事を見ました。

医師たちはChatGPTを使って、患者に対する思いやりをもった接し方を学んでいる。患者は医師の思いやりを重視する傾向があり、ChatGPTは患者に寄り添う台本を生成することができる。ただし、AIが提供する情報には不正確なものもあり、医療現場での使用には注意が必要。医師たちはChatGPTを使って保険会社宛ての嘆願書を書いたり、患者のメールへの返信を代筆したりすることで、医療現場での雑事を軽減している。

というものでした。

教員も、ChatGPTを活用すれば、もっと生徒と寄り添うことができると確信しています。とかく、知識を教育したがるのが教員ですが、不確定要素の多い現代、自らあふれる情報からファクトチェックを行い、そこから学びや気づきを得て、アップデートし続けられる人が必要となっています。知識は教員からでなくとも、得ることは容易です。

ですので、教員はこれまでのティーチャからコーチャーになるべきです。そのためにも、進化し続けられる教員でなければ、これからの学校は存在価値が薄れていくと思います。

2023年6月26日月曜日

これからのパソコン教室

 パソコン教室。ほとんどの学校にはあるのではないでしょうか。GIGAスクール構想により、生徒一人ひとりに端末がいきわたりつつあります。

本校の工業科にもパソコン教室(以下、コンピュータ室)があります。現状、ワープロをしたり、レポートをまとめたりするのに活用されています。しかし、これらのドキュメントはタブレット端末を活用すれば、作成できます。しかも、複数人が同時進行で。検定試験は、パソコンでWordを活用し行われるため、現状コンピュータ室で行うしかありません。

これからも、こんな部屋で良いのでしょうか。前回にもブログで書いた通り、司法国家試験がパソコンでオンラインで行われるといわれています。これらから今後のコンピュータ室の在り方について、私は以下のようにすべきだと思います。

まず、オンライン対応でさまざまな検定試験が学校のコンピュータ室でできる環境。例えば、CBT方式(コンピュータ上でネットワークを活用してオンラインで実施されるテスト、電気工事士、電気主任技術者の国家試験も今年度からこの方式が併用されています。)にも対応できるネットワークを備えた部屋。

次に、工業科らしく、クリエイティブなことができる環境。たとえば、3Dプリンタ、VRゴーグル、クリエイティブなことにも対応できる高スペックの端末。思いついたら、すぐに形にできるラボのような部屋。こんな部屋があれば、生徒も職員も楽しく学校生活が送れるような気がします・・・そんな学校に進学したいという中学生も増えると思うのですが・・・

2023年6月25日日曜日

司法試験もパソコンで。

 日経新聞(2024.6.24)によると

司法試験も2026年度からパソコンでの受験に変わるとのこと。

●あくまで私自身の意見

日本のデジタル化は遅れていると言われています。これば、紛れもない事実。誰かがストッパーとなって先に進まないのだと思います。変化をしなければ(変化する環境[時代]に対応できなければ)滅びます。そんな学校に将来を支える我が子を通わせたいと思いますか?

我々が進めている教育はいたってシンプル、学びを楽しみ、生徒も教員も、その学びから未来を感じられる活動。これが、学校のあるべきスタイル。

法治国家である日本もやっと変わろうとしています。遅いと思いますが。でも、変化しないよりは変化から、トライ&エラーを繰り返し、そこから学び、次に繋げる。一人ではできませんが、本校では同じマインドセットの教員が多くいます。

進み続けます。

2023年6月24日土曜日

 ●2023.6.22 記事より要約

鳥取市教育委員会は、中学校の部活動の顧問教員が大会や遠征試合の交通費などを自己負担していた可能性があることについて調査する方針を明らかにした。この問題については、日本中学校体育連盟(中体連)が主催する公式大会は「出張扱い」になるため、顧問教員の交通費を学校が負担するが、それ以外の競技団体などが主催する大会の場合、引率する教員の交通費は自己負担になる可能性が指摘されていた。この問題について、鳥取市教育委員会は今夏にも市内の小中学校などの教員を対象にアンケート調査を実施し、顧問教員の自己負担について実態を把握した上で、競技団体などと連携して補助の在り方を見直す予定だ。

鳥取市教育委員会は、部活動改革委員会を立ち上げ、部活動の地域移行を見据えた改革を推進している。この委員会は、鳥取市の小中学校の部活動において発生する課題について洗い出し、今年2月に「鳥取市部活動の地域移行の在り方に関する第一次提言」をまとめ、今年度から3年間を「改革推進期間」と定め、改革を加速させている。この改革の一環として、今夏に実施する予定だった市内の小中学校などの教員を対象にしたアンケート調査に、顧問の自己負担についての設問も盛り込んでいる。

この問題については、市議会6月定例会でも議員から顧問教員の自己負担について指摘があった。競技団体が主催する大会や県外の遠征試合のための交通費のほか、未経験の競技の部活動顧問になった教員が競技団体の資格を取得する場合の費用についても、自己負担している可能性が指摘された。鳥取市教育委員会の担当者は、「まず中体連など公式大会で自己負担が発生している場合は、何らかの改善をしなければならない。競技団体などから資格取得の補助がある可能性もある。それらを明らかにして、必要があれば競技団体などに申し入れをしていきたい」と説明している。

●以下、あくまで私個人の意見

今回の記事は中学校のものではありますが、高校もほぼ同様。やはり、そもそも論、しくみがおかしいのでしょうね。部活動における、生徒の人間成長をみるのは顧問として教員として有意義なものです。しかし、ネガティブな面ばかりが表に出すぎると、「ブラックだ!」とますます揶揄されていくことでしょう。客観性をもって、改善スべきところは改善し、本来教員として必要とされる生徒と向き合うべき時間を、テクノロジーを活用して生み出していきたいと思います。

2023年6月23日金曜日

ラズパイ

 ●ある記事

ソニーがラズベリーパイと提携したことで、低価格でエコシステムが充実したシングルボードコンピューターを採用することで、エヌビディアの高価なGPUを必要としないビジョンDXを実現する狙いがある。ラズパイの強みは、世界最大規模の開発者コミュニティ、圧倒的なエコシステム、教育用途としての広がりである。そのため、ソニーの新規事業責任者である柳沢英太氏は、AITRIOSを担う若い世代にも使われることを目指している。

ソニーの提携先であるラズベリーパイは、小型コンピュータとして使いこなせば、パソコン代わりにも使える。また、IoTの分野でも急速に浸透しており、世界中で多くの人々が活用している。これに対し、エヌビディアのGPUは、トヨタ自動車、ロボットのファナック、建設機械のコマツなどの業界のトップ企業が提携しているが、価格が高く、大きな消費電力が必要である。そのため、中小・中堅企業には手が届かない。そこで、ラズパイが登場し、その低価格で圧倒的なエコシステムを持つことが、ソニーにとって大きな魅力となった。

ソニーは、IMX500という半導体デバイスを開発し、イメージセンサーにAI処理プロセッサを組み合わせることで、AIが解析することができるリアルデータを得ることに成功した。これにより、人や商品が映った画像データから、AIが人数をカウントする、欠品を検知する、顧客の行動を特定するなど、様々なことが実現できるようになった。そのため、ソニーは、エッジコンピューティングと呼ばれる、端末・機器側でAI解析することで、サーバー側の負担を減らし、高速レスポンスに対応することができることを推進している。

ソニーは、AITRIOSというプラットフォームを構築し、センサーと一体化した半導体でAI処理することで、画像データを大幅に圧縮することができる。また、他社製のネットワークカメラ、AIアプリなどを束ねたプラットフォームを提供し、利用者に一式提供することができる。このように、自社と他社の機器やソフトを組み合わせることで、エコシステム戦略を推進している。このエコシステム戦略により、ソニーは、リアル世界のDXを実現することに成功している。

以上のように、ソニーがラズベリーパイと提携することで、低価格でエコシステムが充実したシングルボードコンピューターを採用することで、エヌビディアの高価なGPUを必要としないビジョンDXを実現することができた。また、ソニーは、エッジコンピューティング、AITRIOS、エコシステム戦略など、さまざまな取り組みを推進しており、リアル世界のDXを実現することに成功している。

●私見

「エヌビディア」、アメリカの半導体メーカで、AI競争が熾烈ななか、そのコアとなるべき素子GPUを生産しているグルーバル企業。2023年6月21日現在、時価総額が113兆円。桁違い。しかし、ソニーはラズベリーパイ(通称”ラズパイ”)と提携。エヌビディアとは一線を画し、教育の電子工作キットとして有名なラズパイと連携したのは、エンジニアの卵である若年層に未来を感じたからだという。

そうなんですよ、未来を担うのは「教育」なのです。学ぶことが楽しい学校を目指し、手を変え品を変え、活動していきまーす。

2023年6月22日木曜日

AIの教育現場でのガイドライン

 ●2023.6.22 記事要約より

文部科学省は、学校でのAI利用に関するガイドラインを公表する予定であり、同省は、夏前に公表する見込みであることが分かった。これには、「ChatGPT」などの生成AIを含んでおり、夏休みの課題だけでなく、著作権や情報セキュリティなど多様な観点が盛り込まれる方針である。専門家からの意見を取り入れつつ、具体的な例や視点を提供し、学校現場での適切な判断を支援することを目的としている。

政府のAI戦略会議は、5月26日に、教育現場における生成AIの扱いに関する重要なポイントを整理した。この中で、生成AIが宿題に使われ、生徒の作品の適切な評価が損なわれる、また、作文やレポートに生成AIを使うことで生徒・児童の創造力が低下する懸念があると指摘した。しかし、AIの利用により、生徒の理解度に合わせて教え方を調整する、AIとの対話的な教育方法を導入するなど、教育効果が上がり、教員の負担も軽減できる可能性もあるとしている。

文部科学省の担当者は、AI戦略会議で言及された透明性や信頼性のリスクだけでなく、AI利用において可能性にも触れる方針であると説明した。また、自治体の動きとしては、東京都教育委員会が6月13日に都立学校に対して、日記、読書感想文、プログラミングなどの課題において、生成AIの回答をコピーして使用しないよう指導する通知を出している。この通知は、不正確もしくは無意味な回答が出る可能性や著作権を侵害する恐れがあるなどの注意点を盛り込んでおり、生成AIの危険性だけでなく特徴や注意点を教員に知ってもらう必要があることを強調している。

学校での生成AI利用に関するガイドラインは、AI利用の可能性とリスクのバランスをとり、学校従事者のみならず生徒の意見も踏まえた、適切な判断を支援することを目指している。


●以下、あくまでの私個人の意見

・まず、”学校現場での適切な判断を・・・”使ってみなければ、どう活用できるかわかりません。まずは、先生方自らが使いまくってみることが重要かと。

・”生徒・児童の創造力が低下する懸念がある”ここ、重要だと思います。クリエイティビティ(想像力・創造力)は経験から生まれます。AIが持っている多くの経験は実経験ではなく、誰かが経験したものの伝達。本だってそうじゃないか!と言われたらそうなのですが、AIのデータを頼りすぎて考えなくなる(思考停止)に陥る危険性はあると思います。自分のことを棚上げして言いますが、最近の世代の人、考えるのをサボる人多いと思います。

・”可能性にも触れる・・・”ここです。実際、私も授業でAIを活用していますが、可能性は広がり続けている印象です。労働人口が減ることが確実となる時代に、テクノロジーを活用して様々な取り組みを行うことは絶対に必要だと思います!!

ありがとうございました。

 皆様に重要なお知らせがあります。これまで私が務めてきた本校電気科主任として、教育や最新の工業技術トレンドに関する情報を発信してきたこのブログですが、人事異動に伴い、私は多度津高校への異動となりました。それに伴い、このブログの更新を終了することとなります。 サイトの運営は次の科...