●2023.6.22 記事より要約
鳥取市教育委員会は、中学校の部活動の顧問教員が大会や遠征試合の交通費などを自己負担していた可能性があることについて調査する方針を明らかにした。この問題については、日本中学校体育連盟(中体連)が主催する公式大会は「出張扱い」になるため、顧問教員の交通費を学校が負担するが、それ以外の競技団体などが主催する大会の場合、引率する教員の交通費は自己負担になる可能性が指摘されていた。この問題について、鳥取市教育委員会は今夏にも市内の小中学校などの教員を対象にアンケート調査を実施し、顧問教員の自己負担について実態を把握した上で、競技団体などと連携して補助の在り方を見直す予定だ。
鳥取市教育委員会は、部活動改革委員会を立ち上げ、部活動の地域移行を見据えた改革を推進している。この委員会は、鳥取市の小中学校の部活動において発生する課題について洗い出し、今年2月に「鳥取市部活動の地域移行の在り方に関する第一次提言」をまとめ、今年度から3年間を「改革推進期間」と定め、改革を加速させている。この改革の一環として、今夏に実施する予定だった市内の小中学校などの教員を対象にしたアンケート調査に、顧問の自己負担についての設問も盛り込んでいる。
この問題については、市議会6月定例会でも議員から顧問教員の自己負担について指摘があった。競技団体が主催する大会や県外の遠征試合のための交通費のほか、未経験の競技の部活動顧問になった教員が競技団体の資格を取得する場合の費用についても、自己負担している可能性が指摘された。鳥取市教育委員会の担当者は、「まず中体連など公式大会で自己負担が発生している場合は、何らかの改善をしなければならない。競技団体などから資格取得の補助がある可能性もある。それらを明らかにして、必要があれば競技団体などに申し入れをしていきたい」と説明している。
●以下、あくまで私個人の意見
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