2023年6月28日水曜日

工業高校教育とAIの融合 - 文部科学省の新ガイドライン案とその意義

 こんにちは、皆様。本日は文部科学省が公表した、生成AIの利用に関する新たなガイドライン案について、私の視点からお話しします。工業高校の教育現場でAIをどのように利用するべきかについて、興味を持つ皆様と一緒に考えてみたいと思います。


文部科学省の新たなガイドライン案は、生成AIの教育活動への利用について、その目的達成が効果的か否かで適否を判断することが重要であると述べています。つまり、AIを利用するという手段そのものが教育の中心ではなく、AIが学習結果を向上させる具体的な手段となるかどうかが重要なのです。まずは限定的な利用から始め、その成果や課題を検証しながら、引き続き議論を深めていくことが求められています。


そして特筆すべきは、夏休みの課題についての留意点も含まれていることです。我々教員は、どのようにAIを活用しながら、生徒たちの自主性や思考力を伸ばしていくかという点を常に念頭に置くべきです。


自民党文部科学部会では、生成AIの基本を教えた上で積極的に活用すべきだという意見と、より慎重な利用が求められるとの意見が交わされました。このことからも、教育現場でのAI利用については、まだまだ見解が分かれている状況がうかがえます。


文部科学省は今後、再調整を行った上で、来週をめどに公表する予定です。私たち教員も、この新たなガイドラインを見据えて、どのようにAIを教育現場に活かすことができるか、自問自答し続ける必要があります。


私自身もこのブログを通じて、工業高校教育におけるAIの利用について皆様と一緒に考えていきたいと思います。それにより、我々教員が生徒たちの学びをサポートし、一緒に成長していく道筋が見えてくることでしょう。


教育の形は変わり続けています。しかし、その中心にはいつも生徒がいます。生徒たちが自らの力で情報を得、それを自分なりに解釈し、社会と自身をつなげていく。そのための手段として、AIを上手く活用できる教員でありたいと思います。


来週のガイドラインの公表を心待ちにしています。それでは、次回のブログでお会いしましょう。今後ともよろしくお願いいたします。

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