2024年3月5日火曜日

進化すべき教育現場

 電気科主任の私が気になるトピックを元にきままに書きます。

最近、教育界では「MIEE Education Day2024」という教育カンファレンスが開催され、その中で生成AIの活用について興味深い発表がありました。このカンファレンスは、教員コミュニティー「MIEE Talks@Admin.」主催で、ICTを活用し学びにワクワクを生み出すことを目指しています。

カンファレンスでは、マイクロソフト認定教育イノベーター(MIEE)らによるさまざまな授業実践が紹介されました。京都府公立小学校の坂本良晶教諭は、AIを活用して効率化を図りつつ、協働的な学びや個別最適な学びを実現する方法について語りました。特にデザイン作成ツール「Canva」とChatGPTを組み合わせた授業実践です。子どもたちは、ChatGPTから提供されるアイデアをもとに京都市の魅力を伝えるポスターを作成し、本質的な活動である対話に注力できるようになりました。

また、特別支援学校の関口あさか教諭は、キャンバのAI画像生成機能を使い、特別なニーズのある子どもたちが文章作成の楽しさを体験できるような指導を行いました。このような取り組みは、生徒たちにとって非常に有益で、日常生活でのコミュニケーション能力向上にも寄与しています。

さらに、青山学院中等部の安藤昇講師による「AI安藤先生」の実践は、将来の教育の形を示唆しています。AIを活用することで、教員は直接授業を行うことなく、生徒一人ひとりに最適化された学びを提供できるようになるかもしれません。

このカンファレンスから得られる教訓は多岐にわたりますが、特に重要なのは、AI技術を活用することで、教育現場がどのように変化し、進化していくかという点です。教員は、これからも技術の発展に対応し、学びの質を高めるための新しい方法を探求し続ける必要があります。

ちなみに私のブログの挿絵は、ほとんどが「Canva」で作成されています。

乱文をお読みいただきありがとうございました。今後も、持続的に書いていきますので、ぜひお時間があればお読みください。



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ありがとうございました。

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