2023年7月13日木曜日

地域の力を借りた学校運営の新たな可能性について

 こんにちは、今回は、東京都八王子市立由井第一小学校の取り組みを紹介し、そのことについて少し話をさせてください。それは何かというと、地域のボランティアスタッフが主導となって行っている、早朝の校庭開放活動です。毎朝、午前7時45分から8時15分の30分間、児童たちに校庭が開放されています。

この取り組みの素晴らしい点は、なんといっても児童の登校時刻の前倒し問題を解決していることです。また、その一方で教員の負担軽減にも一役買っています。

具体的には、ボランティアスタッフが早朝の校庭開放を管理してくれることで、教員がその時間帯にかける負担が減少し、それぞれの専門分野への専念や、子どもたちへの更なる教育へと時間を使うことができます。

また、ボランティアスタッフに対する感謝の気持ちを形にするため、市から謝礼が支払われています。さらに、万が一の事態に備えて、全員が保険に加入しています。

何よりも素晴らしいのは、このような地域との連携が取れる風土が根付いていることです。地域の方々と学校が協力し合い、子どもたちのために力を合わせることができるこの環境こそが、由井第一小学校の大きな魅力となっています。

以前、義父から、昔、近隣の中学校の部活動の活性化を願い、地元貢献を考え、地元の大人たちが部活動の支援を申し出たが、うまくいかなかったという話を聞きました。我々は、一人では何もできないという大前提を理解すべきです。その時の状況はわからないので無責任な発言はできませんが、外部の方々とともに未来の子どもたちのためにできることは思いっきりやるべきです。少なくとも、できない理由を考えるのではなく、できる方策をみんなで考えていくべきです。

教育現場は常に変化し、新しい試みが求められています。その中で、我々は自分たちだけで全てを解決しようとするのではなく、地域の力を借りて、学校運営の新たな可能性を広げるべきです。

この取り組みは、教育における地域との連携のあり方を示してくれる一例であり、私たち高等学校でも参考にすべき事例だと思います。教育現場で働く者として、こういった取り組みに感銘を受け、私たち自身も地域との連携をさらに深めていけるよう努めて参ります。

これからも教育に対する思いを胸に、一人ひとりの生徒にとって最善の教育環境を提供できるように、日々の業務に励んで参ります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

0 件のコメント:

コメントを投稿

ありがとうございました。

 皆様に重要なお知らせがあります。これまで私が務めてきた本校電気科主任として、教育や最新の工業技術トレンドに関する情報を発信してきたこのブログですが、人事異動に伴い、私は多度津高校への異動となりました。それに伴い、このブログの更新を終了することとなります。 サイトの運営は次の科...