皆さん、こんにちは。もうすぐ、楽しみな夏休みが訪れます。
今日は、その夏休みにおけるNPO法人の、「#夏休み格差をなくそうプロジェクト」を立ち上げた件について話します。このプロジェクトは、ひとり親家庭や経済的に困窮している家庭の子どもたちに、夏休み中の体験活動や遊びの機会を提供するためのものです。具体的には、アソビューなどの予約サイトと連携して、1000世帯に対して予約サイトで使用できるチケットを提供します。さらに、企業がこの活動に参加し、体験活動の機会を提供します。
このプロジェクトには、フローレンスが1000万円を目標に寄付を募るという側面もあります。これは、全ての子どもたちが平等に夏の体験活動に参加できるようにするための取り組みです。
教育経済学の観点から見ると、子どもの「体験格差」の問題は深刻な課題であり、このプロジェクトはその解決に一石を投じるものと言えます。この観点から、慶應義塾大学教授である中室牧子氏もプロジェクトの開始に出席し、期待を寄せました。
教育者として、私たちはこのようなプロジェクトを強く支持します。子どもたちが自分たちの体験を通じて学ぶことは、単に教科書から知識を得るだけでは得られない貴重な経験です。特に、多様な環境から来る子どもたちが共に学び、互いに理解を深めることは、社会全体の成長にもつながります。
「時間」は全員に与えられている平等なもの。その「時間」をどう活用していくか、夏休みはそれを実践できる大きな機会だと私は考えます。ゲーム中心の生産性の低いものでなく、夏休みだからこそできる体験活動を行ってほしいと思います。
学校は、大きく変わろうとしてます。いえ、大きく変わっていかなければならないと思っています。AIが進化する現代、知識をインプットする作業はもはやAIに任せる時代。我々は、さまざまな体験活動を通して、それらから得た知見をAIを活用しながら実践していく。AI共存型社会であるべき。本校本学科(工業系学科)のように8割生徒が高校卒業後、就職して社会にでていくような環境では、まさに体験型学習を多く取り入れたカリキュラムが必要です。実際、本学科が行う実習においても、プロジェクト活動を行い、リーダーの育成、協働で学ぶ試みを行っています。
中学生のみなさん、本校は7月末に1日体験を実施します。また、夏休み明けには、文化祭で学習活動の成果を展示等で表現します。ぜひ、お越しください。
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