2022年5月15日日曜日

ICT機器を活用したこれまでの実践について

 本校は他校に先駆けてiPadを保護者のみなさまのご協力のもと導入しています。

昨今の半導体不足による電子デバイス不足により、今年の1年生の手元に届くのが大変遅くなり、心苦しく思っております。その半導体不足のさなかではありますが、6月最初にお渡しできるという情報が入ってきました。今日は、iPadを活用したこれまでの取り組みについて少し話をさせていただきたいと思います。

①GoogleWorkspace for Educationの導入によるオンラインシステムへの対応
 このブログを見てくださっている方は、保護者専用のアカウントを利用して入られていると思います。これもGoogleのシステムによるものです。
 このシステムはさまざまなアプリケーションをワンストップ(1つの入口からさまざまなことができる)すばらいいものです。「保護者向けサイト」もそこを入り口に様々な情報にアクセスいただけるよう改善を繰り返しております。また授業においても、課題の提出等に活用しています。学級閉鎖時のオンライン授業にもGoogleMeetを活用しています。

②ロイロノートforスクール
 授業時に、これまでだったら黒板に書いていたものを、生徒自身のiPadに配信し、生徒さんがこれまでは担当教員に当てられた人だけが発表・・・だったものが(要は、当たっていない人はアウトプットする機会が奪われていたものが)iPadを通して全員の回答を担当教員が閲覧、フィードバックできます。これまで、ノートと黒板、教科書、問題集による学習スタイルがそれらとビジュアル教材、インタラクティブ教材を組み合わせたハイブリッド型授業に変わっていきます。また、生徒どうしの回答も瞬時に共有できます。

③学習支援アプリ「すらら」
 1年次の学校指定科目”基礎教養”において、これまで小中学校で学んできた内容の学び直しを行います。そこで活用されるのがiPadで学習支援を行う「すらら」です。この教材は、生徒のつまずき部分を学び直しできるよう支援してくれます。また、自分で課題・目標を設定できるため、先取り学習も可能です。

その他にもさまざまな実践を行っていますが、また別の機会にご紹介いたします。

「今後の不確定な時代を生き抜くために必要なスキル」これは間違いなくICT機器に触れ、それを活用する力(リテラシー)だと私は確信しています。危機感を煽るような話になるかもしれませんが、(あくまで私の個人的見解なのですが、)ダーウィンは変化に対応できたものが生き残る(ちょっと意訳しすぎかもしれませんが・・・)逆にいうと変化しないものは滅ぶ。さきほど、不確定と言いましたが、誰がコロナを予想できました?!しかもこんなに長引くなんて・・・変化していくためには、情報の取捨選択・情報活用能力は欠かせません。そのためにICT機器を活用することはマストです。観音寺総合高校は、他校に先駆けてそのスキルを養えていると確信しています。そこで働く教員も、他校よりは進んだICT教育ができていると思っています。

長くなりましたが、今後とも情報を発信し、保護者のみなさまのご理解が得られ、生徒たちがこれからの時代を生きていける教育ができるよう努めてまいりたいと思いますので、ご理解とご協力をお願いいたいます。

                            電気科主任 黒川直樹

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