2024年3月14日木曜日

「現在」を作ってくれたのは先輩「未来」を創るのは自分たち

 電気科主任として、私が注目するトピックに基づいて自由に書きます。今回は、ある有名な寿司屋の大将から学んだ、「学び」に対する深い考察を共有したいと思います。彼は、技術や知識を「教えてもらう」のではなく、自発的に「盗む」ような姿勢で学ぶ重要性を説いています。この考え方は、寿司職人だけでなく、私たちが日々の教育現場で追求すべき学びの姿勢を示しています。

現代の教育現場では、「教えてもらっていないからできない」「習ってないから」という言葉をよく耳にします。しかし、真の学びとは、与えられた知識を受け入れるだけでなく、自分で求め、自分で考え、苦労して得た知識や技術こそが、深く身に付き、忘れられないものになると思います。

先輩たちが築き上げた、世界から評価される「日本のもの」。これらは、彼らが自ら考え、試行錯誤を繰り返し、苦労して培った技術や知識の結晶です。そして、これらを未来へと繋げていく責任が、今を生きる私たちにはあります。

幼少期に子どもたちは、何にでも興味を示し、「どうして?どうして?」と探究心を持って学びます。しかし、大人になるにつれて、多くの人が学習意欲を失いがちです。これはなぜでしょうか。一つの理由は、学びを「教えてもらうもの」と捉えてしまうことにあるのかもしれません。自分で学び、自分で答えを見つけ出す過程で得られる達成感や喜びを忘れてしまうからです。

私たち教育者は、生徒たちに、知識を「教える」だけでなく、自らが「学び取る」姿勢を育むことが求められています。教室内だけでなく、生徒たちが日々の生活の中で自ら問題に気づき、解決策を見つけ出す力を養うこと。これこそが、彼らの成長と成功の基礎となるでしょう。

長文をお読みいただきありがとうございます。今後も、継続的に書いていきますので、お時間があるときにぜひお読みください。

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