2023年7月10日月曜日

遊びと学びが一体となったプログラミング教育とその可能性

 


今日は、埼玉県春日部共栄中学校で行われた新たな取り組みについてお話ししたいと思います。そこでは「CodeCombat」という、プログラミングと英語学習を一体化させた教材が導入され、その結果が注目を浴びています。

「CodeCombat」は、RPG(ロールプレイングゲーム)の形式を取り入れたプログラミング学習ツールであり、生徒たちはゲームをプレイしながら、プログラムの試行錯誤を通じて学んでいます。それだけでなく、この教材は英語の学習にも一役買っています。つまり、楽しみながらプログラミングと英語のスキルを同時に伸ばすことが可能なのです。

この教材は世界各地の3万校以上の学校で導入されており、その中には私たちのような工業科の学校も含まれています。そして、このプラットフォームを通じて、生徒たちはコンピューターサイエンス、ゲーム開発、ウェブ開発、AIといった様々なテーマを学んでいます。

これは教育の新たな可能性を示しています。楽しみながら学ぶことは、情熱やモチベーションを引き出し、それが生徒たちの持続的な学習へと繋がります。そして、これらのスキルは工業科の教育にとっても重要で、さらなる技術の進歩とともに、これからも更なるニーズが生まれるでしょう。

教員として、私たちは生徒の学びに寄り添い、適切なツールを提供していく必要があります。そして、それが生徒たちが自ら情報を調べ、ファクトチェックを行い、新しい知識を得る力を養う手助けとなることでしょう。そして私たち教員は、これまでの一方的な教え手から、生徒と一緒に学び、共に進化していくコーチへと変わるべきです。

「CodeCombat」のような教材を通じて、我々は新たな教育のあり方について考えさせられます。そして、それは私たちの役割が、単に知識を教えるだけでなく、生徒が自分で学び続けるための環境を提供することにあるという認識を深める機会となります。

これからも、新しい教育の取り組みとそれに対する私たちの役割について探求し、共有していきたいと思います。

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