先日、東京都教育委員会は今年9月から、「教育ダッシュボード」によるデータの収集を推進する19の学校で開始する予定であると発表しました。この教育ダッシュボードは、教育データの取り扱いを適切に進めることを目指しています。
そのために、「東京都教育ダッシュボードにおける教育データ取り扱い方針」の原案が示されました。原案によれば、取得・保有する個人情報は主に「校務系情報」と「学習系情報」に分けられます。
対象となるのは、都立小中学校、都立中等教育学校、そして我々が所属する都立高校となっています。そして、これらの学校で保持される個人情報の保持期間は5年間とされています。
さらに、重要なこととして、このシステムでは児童生徒や保護者が教育ダッシュボードによる分析を望まない場合、その希望を尊重し、分析データから除外するという仕組みを構築することが明示されています。
このような取り組みは、教育現場の透明性を高めるだけでなく、教育の質を向上させるためのデータを提供することで、我々教員が更に生徒たちと寄り添った指導を行える可能性を秘めています。
しかしながら、このような新しい取り組みには時間と労力が必要です。我々教員は、これを機に更なる成長を目指し、教育の現場での役割を見直す必要があると感じています。
進化し続ける教育の現場で、私たち教員は情報を教えるだけの存在から、生徒たちが自分で学び、考える力を育む「コーチャー」へと変わるべきです。そのためには、自己を更新し続ける能力が求められます。
私たちは、この新たな挑戦を通じて、学校が持つ存在価値をさらに高め、生徒たち一人ひとりの可能性を最大限に引き出すことができると確信しています。
教育の未来に向けて、私たちと一緒に進んでいきましょう。ご一緒にお進み頂ける皆さまからのコメントや意見もお待ちしております。これからも、私たちの学校での取り組みにご注目いただければ幸いです。
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