2022年3月25日金曜日

電気科が目指すもの

 私事になりますが、県外の民間企業を辞め、教員となり早いもので19年となりました。時代が目まぐるしく変化し、我々教員もその変化に対応していくのがやっとというところです。そのような中で、生徒たちが身に付けなければいけない力(スキル)も多様化してきています。変化していくものもありますが、普遍的なもの、絶対的なものがあると私は考えています。

 生徒たちには常々話をさせていただいていますが、お金で買えないものは絶対に大切にする。例えば、「時間」「人の命」。「時間」について言えば、自分だけで完結する時間をどう使おうとそれは自由です。しかし、誰かとともに何かをするために決められた時間を守らないと、誰かの時間を奪うこととなります。ですので、理由なき遅刻に対してはしっかりと指導しています。また、「人の命」に関しては最も重きを置いています。電気科では、1年次の後半から電気工事実習に取り組みますが、その授業ではナイフ等、容易に人を傷つける道具を扱います。何かをするのに便利な道具は必ず危険性をはらんでいます。それを理解させたうえで、指導しています。

電気科は、学校活動を通して、電気のスペシャリストを育成するとともに、これからさらに変化するであろう時代に対応できる人間力を有した卒業生を輩出できるよう、教員一丸となって指導しています。

長くなりましたが、観音寺総合高校電気科を卒業して本当に良かったと思っていただけるような環境づくりにこれからも努めていきたいと思います。

次回以降、電気科施設の紹介をしたいと思います。

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ありがとうございました。

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